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読書記録

2019-06-29から1日間の記事一覧

ピエタ

『ピエタ』 大島 真寿美 美しい物語だった。18世紀の爛熟したヴェネツィアの情景そのものがこの小説の主役ではないかと思えてくるほど、舞台となるヴェネツィアの街や人々の描写が素晴らしかった。 「ピエタ慈善院」は、捨て子を育てる役割の他に音楽院とし…